粘り勝ちなるか?!事故発生後の分析とドライバー教育(トラマネ会議:2025年10月21日開催)
今回は、会員企業様の事故事例発表を行いました。
同じドライバーが1年で2回、対物事故を起こした事例です。
1年前は、左折時に対向車(乗用車)が強引に右折してきているのを知りながら左折を続けた結果、右折乗用車と接触事故を起こしてしまいました。
ドライバーとしては、「自分が優先なのに対向車が強引に右折したきているのだから相手側が悪い」というのが本音でしょう。
ただ、事故を起こしてしまってはプロドライバーとしては失格です。
その1年後の事故は、片側2車線で、追越車線で転回をしているトレーラーがいるのを把握していたにも関わらず、強引に減速もせずに走行車線を通行した結果、右側後方と相手車両が接触する事故を起こしました。
自らもトレーラードライバーなので、転回するトレーラーの車両が少し走行車線に下がってくる(はみ出してくる)ことは当然知っていたはず。
にもかかわらず、”自車の走行車線をどけどけ!”と言わんばかりに通過したところにプロドライバーとしての運行態度に大きな問題点がありました。
2つの事故に共通していること。
それは「自分は正しくて、相手が悪いのだから、停車したり、減速したりする必要はない」という自分勝手な態度です。
これを是正するのは相当時間もかかるように思いますが、この会員様が、「粘り強く指導教育をして、改善できた!」という報告ができることを期待しております。
